英単語学習アプリの多くは、単語を見て分かる力を鍛えます。カード、ゲーム、動画の中で単語を見て、訳を思い出す練習です。しかし、文章を書くとき、仕事をするとき、試験を受けるときにはヒントがありません。単語を自力で思い出し、正しく使う必要があります。そのためのサービスがLetsWordsです。ブラウザーで使えるオンラインの語彙トレーナーで、単語を間違えずに使う練習をしながら、何を直すかとその理由を理解できます。学習方法は今すぐ試せます。LetsWordsの無料練習は登録不要で、誰でも利用できます。8つのセクションに1,500以上の表現があり、それぞれに例文、よくある間違い、解説、答えのチェックが付いています。語彙トレーナーではさらに、単語の追加、使い方へのフィードバック、想起、間隔反復、IELTS Writingも利用できます。
英単語学習アプリの選び方
比較記事には、20ものアプリを続けて紹介するものもあります。まず英語で何ができるようになりたいかを決め、各アプリについて四つの点を確認するほうが選びやすくなります。
- どのように単語を学ぶか。 カードの impact を見て分かることと、自力で had an impact on と書くことは、別の技能です。後者を鍛えるには、単語を思い出して使う課題が必要です。HulstijnとLauferは、新しい単語を使う三つの課題を比較しました。最もよく記憶に残ったのは、その単語で作文した場合で、最も残らなかったのは、読んでいるときに出会っただけの場合でした(Hulstijn & Laufer, 2001)。レベルや目的に合ったセットが用意され、仕事、ドラマ、教科書で出会った単語も追加できると便利です。
- 間違えたとき、どんな助けがあるか。 カードは正解を示しますが、なぜその答えではいけないかまでは説明しません。コロケーション、前置詞、語形を間違えたなら、直すところと理由が分かるフィードバックが必要です。十分に理解できる言語で説明されると役立ちます。
- 学んだ単語をどう定着させるか。 今日学んだ単語は、数日後にもう一度出てくる必要があります。そのときは読み直すのではなく、自力で思い出します。語彙を繰り返し記憶から取り出す練習は、長期的な定着に役立ちます(Karpicke & Roediger, 2008)。
- 何が無料で、何に料金を払うのか。 無料版では、時間、1日に学べる単語数、使えるモードに制限があることが一般的です。サブスクリプションで利用できるのは、同じ練習の追加なのか、それとも単語を間違えずに使えるようになるためのサポートなのかを確かめましょう。
LetsWords:単語を正しく使う練習
最初にLetsWordsを紹介するのは、単語を覚えることが、そのまま使うことにつながるからです。単語を思い出し、文を書き、誤りがあれば説明を受けます。既成セット、復習、IELTS Writingが一つのサービスにまとまっています。ブラウザーで使えるので、インストールは不要です。LetsWordsの語彙練習では、先ほどの四つの点を次のように満たしています。
- 単語の学び方。 カードには語義と使用例が載っています。英語の説明を選び、訳を隠して、必要なときだけ開くこともできます。次に学習中の単語で文を組み立てます。これが中心となる練習です。何を書くか迷ったら、生成機能が選んだ難易度に合わせて母語で題材を提案するので、それを英語で表現します。
- 間違えたときの対応。 LetsWordsは語法と文法の誤りを示し、修正案とよりよい表現を提案して、何が問題だったかを説明します。短い解説と詳しい解説を選べます。試験対策か一般英語かという目的も反映されます。
- 単語の定着。 復習では母語で意味を見て、英単語を自力で思い出し、もう一度使います。間隔反復で後の練習にも単語が登場します。
- 無料でできることと、有料でできること。 公開練習から無料で始められます。よくある間違いを理解し、答えを確認して、その表現で文を書けます。語彙トレーナー自体のフィードバックも、支払い前に試せます。料金を払うのは、単語を使えるようにする練習に対してです。毎回書いた文へのフィードバック、想起と復習、IELTS Writingが含まれます。継続的な練習にはサブスクリプションを利用し、料金プランと条件は支払い前に確認できます。
レベル別の単語、試験・学術語彙、コロケーション、句動詞、イディオムなど、用意されたコレクションから始められます。単語やコレクションはいつでも追加でき、カードも編集できます。IELTS対策では、同じサービスでWritingも練習できます。数百のTask 1・Task 2の課題、評価基準ごとの練習、4つの評価基準すべてのフィードバックを受ける答案全体の練習があります。
LetsWordsのフィードバック例:have an impact on
impact を学習中に、在宅勤務についてこう書いたとします。
Working from home did a big impact to my productivity.
フィードバックで分かること。 意味の選び方は正しく、impact は目に見える影響を表します。問題は、その周りに置いた語です。英語では do ではなく have an impact と言います。また、impact の後ろの前置詞は to ではなく on です。表現についても助言があります。big impact だけでは、よい影響か悪い影響かが分かりません。生産性が上がったなら、その点を明示します。
Working from home had a positive impact on my productivity.
別の場面で使ってみる。 復習に単語が戻ってきたら、意味から思い出し、新しい文を書きます。例えば、観光についてのエッセイです。
Mass tourism can have a negative impact on small coastal towns.
カードなら impact を正しく理解できたとしても、動詞と前置詞を間違えていることには気付きません。フィードバックで誤りが分かり、次の答案に使える形も学べます。無料の have an impact on の練習で定着させましょう。
登録時に目的とレベルを選び、学習中の単語で文を書くと、支払い前にフィードバックを受けられます。
単語カード:AnkiとQuizlet
Ankiは間隔反復を使う単語カードアプリです。デッキの作成と復習の設定は自分で行います。チェックできるのはカードの裏面にある答えだけで、単語を使って文を書き、誤りの説明を受けることはできません。
Quizletには単語カードのセットと、選択式・記述式の問題に答えるLearnモードがあります。記述式の答えはカードと照合されます。カードに書かれた内容を再現し、間違えたら正解を見る仕組みで、使い方の何が問題だったかという説明はありません。
単語カードと、実際に使う練習との違いは、Anki・Quizlet・LetsWordsの比較で詳しく説明しています。
頻度順リストの語彙:ReWord
ReWordは、頻度順リストの単語をスマートフォンのカードで学ぶアプリです。AndroidのGoogle Playでは別の名前で掲載されています。単語と訳をスワイプして確認し、カードごとに復習します。単語を使って文を書き、誤りのフィードバックを受ける練習は含まれていません。
ゲーム感覚のアプリ:Duolingo、Lingualeo、Drops
Duolingoは語彙トレーナーではなく、語学全般のコースです。単語はコースに用意された課題の中から出てきます。仕事や試験対策で必要な単語を追加し、その使い方を練習することはできません。
Lingualeoには、ゲーム感覚の語彙練習と個人辞書があります。練習の中心は、単語を見て分かることと訳すことです。文に使って誤りの説明を受ける練習ではありません。
Dropsは、単語と絵を結び付ける短いビジュアル型のミニゲームです。単語を見て分かる力は鍛えますが、使う力は鍛えません。文を書く練習も、誤りへのフィードバックもありません。
動画、本、ドラマで学ぶ単語:MemriseとEWA
Memriseの語彙復習は、単語を覚えているかをチェックします。カードに正解できても、エッセイで使えるかどうかは分かりません。LetsWordsでは、同じ練習の中でそこまで確認します。単語を思い出して文に使い、試験の目標に合わせた誤りの説明を受けます。
EWAは、本やドラマに出てくる単語を、タップして表示する訳とカードで学ぶアプリです。ほかの人が書いた文章の中で単語に出会い、その意味が分かるようになりますが、自分で使って誤りのフィードバックを受ける練習はできません。
一覧で比較
| アプリ | 単語の学び方 | 間違えたときのサポート | 定着のさせ方 |
|---|---|---|---|
| LetsWords | 文脈で単語を学び、意味から思い出して文を書く。既成セットと追加した単語を使える | 語法と文法を修正し、誤りごとに理由を説明 | 意味からの想起、新しい文を書く練習、間隔反復 |
| Anki | デッキの単語カード | カード裏面の答え。文の誤りへのフィードバックはない | 答えをどれだけ簡単に思い出せたか自己評価する |
| Quizlet | セットのカードとテスト問題 | カードとの照合。誤りの説明はない | カードの答えに基づくLearnモード |
| ReWord | 頻度順リストのカード | カードの訳と音声のみ | カードの復習。文に使う練習はない |
| Duolingo | 一般的な語学コースの課題。単語の追加はできない | 正解の表示。説明があるのは一部のコースのみ | コース課題の復習。追加したい単語の復習ではない |
| Lingualeo | 単語の意味を見分け、訳す練習 | 文の誤りへのフィードバックはない | 文に使わずに復習する |
| Drops | 絵を使ったミニゲーム | 絵と音声。説明はない | ミニゲーム。文に使う練習はない |
| Memrise | 語彙カード | カードの復習では、新しく書いた文へのフィードバックはない | リストの単語を復習する |
| EWA | 本やドラマなど、ほかの人の文章に出てくる単語 | タップして訳を表示。フィードバックはない | カード。文に使う練習はない |
目的に合うアプリを選ぶ
すでにカードで単語を学んできたなら、最初からやり直す必要はありません。知っている単語をLetsWordsに追加し、誤りへのフィードバックを受けながら使う練習をしましょう。復習も組み込まれているので、二つ目のアプリは不要です。どんな目的でも、LetsWordsの基本は同じです。文脈の中で単語を学び、修正点と理由を理解し、想起と間隔反復で定着させます。
ゼロから始める場合。 一つの単語、一つの文から始めましょう。最初の数週間から、新しい単語を使って自分についての短い文を書きます。LetsWordsではレベルに合ったコレクションを選べます。生成機能が書く内容を提案し、フィードバックで一つひとつの誤りと直し方が分かります。無料練習では、say と tellやmake と doを混同する理由を学べます。同じような組み合わせは、混同しやすい単語にもまとめています。
仕事のために。 メール、通話、資料で出会った単語をLetsWordsに追加し、実際の業務について文を書きましょう。明日必要になる語彙を練習できます。
学校や大学のために。 レベル別のコレクションや学術語彙を選び、教科書の単語もコレクションに加えましょう。意味から思い出して文を書き、誤りのフィードバックを受けます。テストやエッセイの時期には、見覚えがあるだけでなく、使い方も分かる単語になります。
会話のために。 会話の途中で単語を思い出すには、ヒントなしで取り出せる必要があります。LetsWordsでは、意味から単語を思い出し、待ち合わせ、旅行、買い物などの日常の場面について文を書きます。フィードバックで、より自然な言い方が分かります。
IELTSのために。 試験向けの単語と学術語彙から始め、それを使って文を書きましょう。フィードバックには試験の目標が反映されます。単語をつないで文が書けるようになったら、同じサービスのWritingへ進みます。評価基準ごとの練習から、4つの評価基準すべてのフィードバックを受ける答案全体の練習へ移れます。エッセイの考えをつなぐには、無料のつなぎ表現の練習が役立ちます。
最初の1週間の学習計画や、一度に取り組む単語数については、英単語の学び方をご覧ください。
単語を見て分かるだけでなく、仕事、会話、試験で使いたいなら、LetsWordsの語彙練習を選びましょう。最初に目的とレベルについての質問に答え、語彙テストを受けると、LetsWordsが合った練習を選びます。フィードバックは支払い前に試せます。
