英単語を長く覚えて使えるようにするには、文脈で意味をつかみ、答えを見ずに思い出し、実際に文を組み立て、間隔を空けて復習する必要があります。単語帳を何度読んでも会話で出てこないのは、「見れば分かる」と「必要な場面で取り出せる」が別の力だからです。LetsWordsでは学習中の語を使って文を書き、語の使い方や文法の誤り、修正案と理由を確認します。その後の復習で、直した使い方を定着させます。
1日15〜20分で進める、最初の1週間
1回の学習を三つに分けます。
- 復習に5分。 以前学んだ語を、意味から思い出します。答えは先に見ません。出てこなかった語は、次回の復習の最初に回します。
- 新しい語に5分。 5〜7語を選び、意味の説明と例文を二つずつ読みます。どんな語と組み合わせるかにも注目してください。
- 使う練習に7〜10分。 各語を使い、仕事、生活、試験の話題について文を書きます。その後で確認します。LetsWordsのフィードバックでは誤りの箇所と直し方を確認できるので、修正版を残しておきます。
最初の1週間は、次のように進められます。
- 1日目。 仕事、海外生活、旅行、IELTSなど、語彙が必要な目的を決めます。レベル別の既成コレクションを選ぶか、普段読むメールや資料から語を集めます。初回は復習がありません。
- 2〜5日目。 最初に思い出す練習をし、その後で新しい語を学んで文を書きます。
- 6日目。 新しい語は増やしません。今週の語をすべて思い出し、そのうち数語を短い文章で使います。同僚へのメール、友人へのメッセージ、IELTSの段落などで構いません。
- 7日目。 思い出しにくかった語に印を付けます。2週目はその語から始めます。
1週間で扱うのは25〜35語です。どの語も答えを見ずに思い出し、文の中で使った状態を目指します。LetsWordsの語彙トレーナーでは、この三つの練習を1回のセッションで行えます。
最初に覚える英単語の選び方
まずは多くの文章や会話に出てくる頻出語から始めます。その後で、目的に必要な語を追加します。仕事ならメール、会議、報告書に出る語。海外生活なら賃貸、銀行、受診、手続きに関する語。IELTSなら学術語彙に加え、教育、技術、都市、環境といったWritingの話題です。
「動物」「色」のような分類を順番に埋めるより、生活で必要になる話題から選びましょう。判断基準は簡単です。今後1か月以内に、その語をどこで話したり書いたりするか想像できるなら、学ぶ候補になります。
単語だけでなく、組み合わせも覚えます。Decisionだけでは訳を知るところで止まりがちですが、make a decisionなら、適切な動詞を含む形で文に組み込めます。
LetsWordsにはレベル別、試験対策、学術語彙、表現、コロケーション、句動詞、イディオムのコレクションがあります。メールや資料で見つけた語を集め、用途に合わせたコレクションを作ることもできます。
1日に何語覚えればよいか
15〜20分なら、新出語は1日5〜10語が無理のない目安です。1時間学ぶ場合は15〜20語を扱うこともできます。ただし上限を決めるのは復習の量です。新しく覚えた語は、その後も何度か戻ってきます。毎日30語ずつ増やすと、1週間ほどで復習対象が200語を超え、新出語に使う時間がなくなります。
復習が学習時間の半分以上を占めるなら、新しい語を減らしてください。楽に思い出せるようなら少し増やします。週末にまとめて長時間学ぶより、毎日短く続ける方が、同じ語に何度も戻る機会を作れます。
速く覚えることと、忘れずに使えることは違う
「英単語を早く覚えるには」という疑問はよくあります。一晩で一覧を覚え、翌朝のテストに間に合わせることはできるかもしれません。しかし、その後に復習しなければ、1週間後には多くを忘れてしまいます。長く残すには、間隔を空けながら何度か思い出し、使う必要があります。
減らすなら復習ではなく、新出語の数です。忘れた語は最初から覚え直すことになります。一覧を見れば分かる50語より、1か月後にも思い出せてメールに使える10語の方が役立ちます。
読み返すだけでなく、思い出す
何度も読んだ一覧には見覚えが生まれます。けれど会話中には、その一覧が目の前にありません。必要な語を記憶から取り出す練習をしましょう。答えを隠し、意味を手がかりに英語を思い出します。日本語から英語へ進む方が難しくても、話す・書くときに必要なのはその方向です。
KarpickeとRoedigerの研究では、スワヒリ語と英語の語の組を使って学習を調べました。1週間後には、繰り返しテストで思い出した語の方がよく保持されていました。すでに覚えた組を追加で読み返しても、この実験では効果が増えませんでした。また、学習者が予想した記憶の成績は、実際の結果と一致しませんでした。
LetsWordsの復習でも、意味を見て英単語を再現します。どうしても出てこないときだけヒントを開きます。
単語カードと間隔を空けた復習
単語カードは、思い出す練習に便利です。表には意味や状況、裏には英単語、コロケーション、例文を置きます。翌日、数日後、1週間後というように、間隔を広げながら復習します。思い出せなかった語は、より早く戻します。
Cepedaらのレビューは、学習を時間的に分散させたときの記憶への影響を調べた数百件の実験をまとめています。同じ回数を続けて行うより、間隔を空けた復習の方が保持に役立ちました。また、長期の保持を目指すほど、復習の間隔も長くすることが関係していました。
LetsWordsでは日程表を管理する必要はありません。どの程度思い出せたかに応じて、間隔反復が後のセッションに語を戻します。
文脈で学び、その場で使う
訳は意味を教えてくれます。文脈は、どの前置詞、構文、状況で使うかを教えてくれます。たとえばdependの後に、別の言語の感覚からfromを選びたくなることがあっても、英語の基本形はdepend onです。例文なら見える違いが、「英単語と訳」だけでは見えません。
次は実際に文を組み立てます。そうすると、意味、語形、状況を選ぶ作業が必要になります。HulstijnとLauferの研究は、同じ新出語について、文章を読む、読んで空欄を埋める、指定された語を使って作文するという三つの課題を比較しました。この研究では作文後の保持が最も高く、読むだけの場合が最も低くなりました。
ただし、確認しないまま文を書き続けると、誤りも定着しかねません。LetsWordsのフィードバックでは、修正する点と理由を確認できます。短い説明と詳しい説明を選べ、一般英語か試験対策かという目的も考慮されます。1語を例に、流れを見てみましょう。
フィードバックの例:suggestを使えるようにする
語に出会う。 同僚のメールに次の文があったとします。
I’d suggest moving the call to Thursday so that everyone can join.
suggestをコレクションに追加し、意味と例文を確認します。
思い出す。 次のセッションでは、「考えや計画を提案する」といった意味を手がかりに、英単語を再現します。
仕事について文を書く。
My manager suggested me to take an online course.
フィードバックで分かること。 上司が助言したという語の選び方は適切です。問題は構文です。Suggested me toはよくある誤りで、この意味のsuggestでは「人+to+動詞」の形を使いません。行動を提案するときは、誰がするかを明示しないならsuggest+-ing、明示するならsuggest that+人+動詞の原形を使えます。イギリス英語ではshould takeという形も可能です。
修正版。
My manager suggested that I take an online course.
受講する内容と助言の目的まで示すと、さらに具体的になります。
My manager suggested that I take a data analysis course to prepare for the new project.
別の場面でも使う。 復習で語が戻ってきたら、違う内容について文を書きます。たとえば、同僚に都合のよい時間を尋ねるなら次のようになります。
Could you suggest a time that works for your team?
IELTS Writingの論点にすることもできます。
Many experts suggest limiting screen time for young children.
最初の文はsuggest+名詞、次はsuggest+-ingです。Suggestとofferの違いは無料の練習問題(英語)でも確認できます。見れば分かる語を使える語に変える流れは、受容語彙を発信語彙に変える方法で詳しく解説しています。
語呂合わせや連想が役立つ場面
連想は、どうしても覚えにくい語の形と意味を結び付ける助けになります。たとえばprocrastinateは「先延ばしにする」。語の中にはラテン語のcras、つまり「明日」が含まれています。仕事を何度も明日に送る、と考えると最初の意味をつかみやすくなります。
しかし連想だけでは、文の組み立て方までは分かりません。Suggestの後にme toを置けないことも教えてくれません。覚えにくい一部の語に連想を使ったら、思い出す練習と使用へ進みましょう。
日本語訳を使うか、英語だけで学ぶか
訳は意味を素早くつかむのに役立ち、初級では特に重要です。一方で、意味の違いを隠すこともあります。Suggestもofferも似た日本語訳になる場面があり、訳だけではどちらを選ぶべきか判断できません。
そこで、最初に英語の定義と例文を読み、分からないときだけ訳を見る方法が役立ちます。LetsWordsでは英語の語義説明を表示し、訳を隠して学ぶ設定も選べます。その場合も、すべての誤りについて、何が問題でどう直すかを母語で詳しくフィードバックします。
初心者はどこから始めるか
ほぼ初めて学ぶなら、レベルに合うコレクションを選び、訳も使って進めましょう。新出語は1日5語で十分です。最初は生活について短い文を書きます。
I usually start work at nine.
何を書けばよいか分からないときは、LetsWordsの文生成機能で、選んだ難易度の練習文を母語で出し、英語に直す練習もできます。
登録せずに使える無料のLetsWords教材
まずは無料のLetsWords練習問題から始められます。英語版の一覧には1,500を超える表現があり、日本語の一覧には翻訳済みの教材を掲載しています。各ページには意味と訳、構文、例文、よくある誤りと修正理由、答えを確認できる練習問題があります。
目的に合わせて英語版のコロケーション、句動詞、混同しやすい語も参照できます。最初の候補にはmake a decisionやrememberとremindがあります。これらのページは英語で読めます。
無料教材は、用意された表現を学ぶためのものです。仕事、読書、試験対策で見つけた語はトレーナーのコレクションに追加し、意味から思い出し、文で使い、間隔を空けて復習できます。同じサービスにはIELTS Writingの練習もあり、短い文章で評価基準別に練習する段階から、4基準の詳しいフィードバックを受ける答案全体の練習まで進められます。
AnkiやQuizletのカードだけでは確認できないこと
AnkiやQuizletで「英単語と訳」のカードを復習すると、片面を見てもう片面を思い出す練習になります。しかし正解できても、意図した内容を誤りなく話したり書いたりできるとは限りません。
LetsWordsでは意味から語を思い出した後、その語を使って文を書き、誤りのフィードバックを確認します。さらに間隔反復で後のセッションに戻ります。詳しくはAnki・Quizlet・LetsWordsの練習の違い、アプリ全体の選択肢は英単語学習アプリの比較(英語)をご覧ください。
覚えた語を、使うところまで進める
一覧を増やすだけで終わらせず、新しい語ごとに一連の練習を行います。文脈で理解し、思い出し、文を書き、修正し、時間を空けてもう一度使います。
LetsWordsではこの流れを1回のセッションで進められます。語を思い出して文を書き、誤りの説明を確認します。その後の復習で、必要な場面で取り出せる状態を目指します。登録時に目的とレベルについて答えると、それに合わせて練習が設定されます。支払う前にフィードバックを試せます。
LetsWordsで語彙の練習を始める。見て分かるだけでなく、新しく学んだ語で話し、書く練習へ進みましょう。
